前回までは郷の音ホール大ホールの、
超大規模舞台機構「門型走行式音響反射板」についてご紹介しましたが、
今回は私が見学して驚いた客席についてご紹介いたします。

1000名収容可能な郷の音ホール大ホールの客席は、下のようなシートになっています。
高級感のあるシックな赤色で、まさに『劇場』といった雰囲気ですよね。

郷の音ホール 大ホール 座席
~郷の音ホール 大ホール 座席~

ちなみに郷の音ホール小ホールの客席は、
暗いので少しわかりにくいですが、落ち着いた紫色でした。

郷の音ホール 小ホール 座席
~郷の音ホール 小ホール 座席~

さて、郷の音ホール大ホールの客席は、以下の画像のような構成になっています。

郷の音ホール 大ホール 座席図
~郷の音ホール 大ホール 座席図~
(「郷の音ホール」ウェブサイトよりお借りしました)

前部客席・後部客席それぞれ3ブロック、計6ブロックに分かれていますが、
このそれぞれのブロックが非常に立体的な形状をしているのです。

ということで、客席の写真をご紹介いたします。

郷の音ホール 大ホール 座席
~郷の音ホール 大ホール 座席 下手より~

郷の音ホール 大ホール 座席
~郷の音ホール 大ホール 座席 上手より~

写真が暗めなので少し分かりにくいですが、
座席がゆるやかで立体的な曲線を描いているかと思います。

また、下の後部ウィングに座ってみた画像をご覧ください。

郷の音ホール 大ホール 座席

郷の音ホール 大ホール 座席

後部客席の左右のブロックでは、
ひとつひとつの座席高さが少しずつ調整され
中央に向かって傾斜しているんです(もちろんシート自体は水平です)。

このように客席構造にきめ細やかな傾斜を与えることで、
固定席974席という広い客席で、お客さまがどの席にいらっしゃっても
舞台への集中度が落ちることなく、たいへん身近に感じられるようになっています。

また、客席形状によって音の伝わり方も大きく変化しますので、
残響なども十分に意識して設計されているということです。

素晴らしい舞台をお客さまに提供するために、
舞台だけでなく、客席にも様々な工夫が込められているのですね。

三田市総合文化センター「郷の音ホール」 : http://sanda-bunka.jp/
※関係者のみなさま、取材協力・画像掲載許可をいただきありがとうございました。

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