8月下旬、京都には「地蔵盆」と呼ばれる風習があります。
主な目的は各町内でお祀りしている「地蔵尊」(一般的には「おじぞうさん」と呼ばれている)御本体を祠からお出し、様々なお供物を供え、又「数珠回し」をして「町内安全」「家内安全」を祈願するものです。

お地蔵さんの写真


もう一つの目的は町内の親睦を深める「子供のお祭り」です。
町内の子供たちが親共々一同に集まりゲームや福引きをして交流を深めるのです。
私が子供の頃、夏休み後半の楽しみはこの「地蔵盆」でした。
10時、15時に配られる「おやつ」(と言っても「蒸かしたサツマイモ」程度でしたが、すごく楽しみでした)や、幹事の家の窓に飾られた「福引きの景品」を見てワクワクしたものでした。
最近はどの町内も町屋がマンションに建て変り、そのマンションの住人は町内の行事には参加の意欲が乏しくなってきているようです。残念ながら・・・・・・

前々回に「プロセニアムとすのこ高さ」の関係をお話しました。
然しながら、建築的な制約でどうしても十分な「すのこ高さ」を確保出来ない場合、劇場の顔とも言うべき「緞帳」はどうするのでしょうか。第29回はそのお話です。

解決策その1:「すのこ高さ」「プロセ高さ×1.5倍」程度確保可能な場合
この場合、緞帳は三つに折りたたんで上昇させます。

三つ折緞帳の状況


この方法だと「必要すのこ高さ」はプロセ高さの1.5倍程度で収まります。
これを「三つ折緞帳」と称し、前吊が固定の場合と、前吊後吊共昇降する場合の2種類が有ります。
いずれにしても緞帳幕地を折り曲げるのですが、観客からは折り曲げず「一枚物」に見せるテクニックが必要となります。
その他の諸幕は左右に引割って収納しますが、ホリゾント幕のように引割って収納出来ない場合は「五つ折」にしたり、上部ドラムで幕地を巻取ったりする場合もあります。

解決策その2:「すのこ高さ」「プロセ高さ+2m」程度しか確保出来ない場合
この場合、緞帳は巻き取るしか有りません。やや大き目のドラムをプロセニアム左右に差し渡し、両端部を回転軸受けで保持し、モーターでドラムを回転する方法です。
これを「巻取り緞帳」と称します。
この方法はスペース的な問題は解決できますが、緞帳速度はかなり遅くなります。
又、幕地も本緞帳よりも薄く軽い生地が必要となります。

巻取り緞帳の状況


解決策その3:「すのこ高さ」がほとんど確保出来ない場合
この場合、緞帳やその他の諸幕は左右に引割って収納するしか方法が有りません。
これを「引割緞帳」と称します。この場合引割った幕部がプロセニアム両端からチラチラ見えないように、舞台袖には十分な「幕溜り」が必要となります。
当然、緞帳を使用した「アンコール」の演出も変わります。

引割緞帳の状況




◇◇◇ 室長の京都こだわり案内 ◇◇◇


やれやれ、やっと秋の気配を感じるようになりましたね!!
こんな時こそ「和食」です。
今回は新鮮な魚介を食材に和・洋・中をテーマにした「現代の京料理」のお店をご紹介しましょう。
京都の中心部、新京極三条のすぐ近くのこのお店「魚棚(うおんたな)」は、8年前にオープンしました。
静かなピアノ曲が流れる店内はテーブル席とカウンター席、その奥に半個室の少人数用のテーブル席があります。いずれも落ち着いた雰囲気の照明ながら、テーブル上は明るく、運ばれたお料理がはっきりと見える演出空間です。


夜はコースとアラカルト、ランチはコース(3種類)のみですが、このランチコースが夜のアラカルトメニューが凝縮されていて、大変お徳です。

まず、生湯葉とウニのゼリー寄せ(蕎麦の揚げ物付)に始まり、暖かい飛龍頭(ひろす=ガンモドキ)、お造り、そして揚げ物と鴨を中心としたメインディッシュと続きます。

生湯葉とウニのゼリー寄せ



揚げ物と鴨を中心としたメインディッシュ


2,000円のコースのお造りは「マグロとアボカドの醤油漬け」ですが、このコースに800円プラスすると「お造り四点盛り」となります。
柚子を掛け、岩塩を付けて頂く写真右の「太刀魚のお刺身」は絶品でした。



そして、最後のデザートは4種類から選ぶのですが、これはお二階のスィーツのお店「ふれかんて」からのお取り寄せとなります。(悩みに悩んで今回は「白玉冷しぜんざい」


尚、ここの外観は「LOUIS VITTON京都店」と同じデザイナーの設計です。
食材は上質で、お味も良く、これだけ食べてこのお値段は本当にお徳です。
三重丸のお勧めですヨー!!!
(今回ご紹介したのは8月のメニューです)

【店名】魚棚(うおんたな)
【住所】京都市中京区六角通新京極東入ル
【TEL】 Tel:075-221-2579
【URL】 http://r.gnavi.co.jp/k196100/

水曜定休です

こだわり:京都のど真ん中の「明石」