前回は「吊り下げ式音響反射板」についてご説明しました。
それに対して、「走行式音響反射板」とはどういったものなのでしょうか?

前回同様、弊社ウェブサイトの舞台機構ページを少し参照したいと思います。
(三精輸送機ウェブサイト→舞台機構→製品紹介→音響反射板)

■走行式反射板(シェル型)
天井・側面・正面反射板を門型のユニットにして後舞台に格納し、
使用時に舞台前方のセット位置へレール上を走行移動させるタイプの音響反射板です。
構造上、後舞台の格納スペースが必要ですが、
フライズに反射板を収納するスペースを必要としないので、
吊物機構(照明バトン・美術バトンなど)を自由にレイアウトすることができる利点があります。

ということで、ウェブサイトにも掲載しております、
典型的な走行式音響反射板を見てみましょう。
まず、これが最終形です。コンサートなどでおなじみの形ですね。

走行式音響反射板 セット時

どのようなプロセスでこの形に至るのか、見ていただきたいと思います。

走行式音響反射板 収納時
※走行式音響反射板 収納時

走行式音響反射板 セット中
※走行式音響反射板 走行レール開

走行式音響反射板 セット中
※走行式音響反射板 走行中

走行式音響反射板 セット中
※走行式音響反射板 走行中

写真で変化が分かりにくければ、
FLASHアニメーションでもご覧ください。



このように「走行式音響反射板」とは、
このように舞台後方にある門型構造物(前面が開いたもう一つの空間)が、
レール上を走行して前部に移動することで、
音響反射板の設置を可能としているものです。

「吊り下げ式音響反射板」と異なり、
舞台上方(フライズ)に巨大な構造物を吊下げる必要がないため、
照明・美術バトンなどのレイアウトが非常に簡単になります。

ただ、これだけ大きな構造物ですから、
舞台後方に十分な収納スペースが必要となります。
そのため「走行式音響反射板」は、
比較的大規模な多目的ホールに設置されるのです。

ということで、2回に渡って「音響反射板」のご説明をいたしましたが、
次回こそは郷の音ホール大ホールの音響反射板について、
お伝えしたいと思います。

三田市総合文化センター「郷の音ホール」 : http://sanda-bunka.jp/
※関係者のみなさま、取材協力・画像掲載許可をいただきありがとうございました。

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