これまでは郷の音ホール小ホールを例に多目的ホールの舞台機構を見てきました。
さて、今回からこの郷の音ホールのメイン施設である大ホールをみなさまにご紹介していきます。

まずは、大ホールの画像をご覧ください。

郷の音ホール 大ホール
~郷の音ホール 大ホール~
(「郷の音ホール」ウェブサイトよりお借りしました)

1000名を収容できるこの大ホールは、
集会や式典、文化祭や発表会などの催しから、
舞台芸術や本格的なコンサートまで、
さまざまなニーズに応えることのできる高い機能と設備を備えた、
プロセニアム形式の多目的ホールです。
(「郷の音ホール」ウェブサイトより)

ここでも「多目的ホール」という言葉あり、
催し物・舞台芸術・コンサートが可能であると記述されていますが、
小ホールとその実現方法が大きく異なっています。
さて、どのような点で異なっているのでしょうか?
そのヒントは「ホール規模の格段の違い」にあります。

まずは、郷の音ホール~その4 可動プロセニアム~でもお伝えしました、
「可動プロセニアム」について見てみましょう。

郷の音ホールサイトの大ホール紹介ページに、以下のような記述があります。
(郷の音ホールサイトホールガイド→大ホール)

 ■舞台
  ●プロセニアム
   (幅)18mX(奥行)12m 可動プロセニアムにより(高さ)9mまで可変

 ■舞台特殊設備
  ●可動プロセニアム   吊物機構

この記述によると、大ホールにおいては、小ホールと同様に、
吊物機構によってそのプロセニアムアーチの高さが上下に可変することがわかります。

小ホールにあった手動式の可動側壁がないものの、
可動プロセニアム自体は、そのサイズが異なるだけで、
舞台機構稼動方式上の大きな違いは特にありません。

では、「ホール規模の格段の違い」から生まれる差異はどこにあるのでしょうか?

ということで、次回からは、日本中でもほとんどお目にかかれない珍しい稼動方式を有する、
超大規模舞台機構「門型走行式音響反射板」についてご説明いたします。

三田市総合文化センター「郷の音ホール」 : http://sanda-bunka.jp/
※関係者のみなさま、取材協力・画像掲載許可をいただきありがとうございました。

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