前回、「郷の音ホール」小ホールのように、
エンドステージ形式プロセニアム形式にホール形状を変えるため必要な機構の基本形は、
「可動プロセニアム・可動側壁」「音響反射板」です、と書きました。

では、この「郷の音ホール」小ホールの舞台機構仕様を見てみたいと思いますが、
郷の音ホールサイトホールガイド→小ホール に掲載されています。

「舞台」の部分を抜粋させていただきますと、以下のような記述があります。

  ●主舞台   (幅)14.8m×(奥行)10m
    音楽使用  エンドステージ形式 間口15m(8間)
    演劇使用  プロセニアム形式 間口12m(6間)
  ●プロセニアム (幅)15m×(高さ)10m
    可動プロセニアム・可動側壁による
    可変(幅)12m×(高さ)7.2m

●主舞台 の部分で、エンドステージ形式に比べてプロセニアム形式は、
間口の大きさが小さくなっているのがわかります。
また●プロセニアムの部分で、可動プロセニアム・可動側壁により、
幅が可変・高さであることもわかりますね。

可動プロセニアムとは、文字通り動くことのできるプロセニアムです。
可動側壁も、文字通り動くことのできる側壁です。
つまり、「可動プロセニアム・可動側壁」という舞台機構によって、
プロセニアム・アーチ(額縁)の大きさを変えることができるのです。

プロセニアム・アーチは、舞台面から見るとこのようになっています。

郷の音ホール 小ホール プロセニアム・アーチ

もう一度、小ホールの舞台機構仕様を見てみましょう。
「舞台特殊設備」の部分を抜粋させていただきますと、

  ●可動側壁      手動式
  ●可動プロセニアム  吊物機構

とありますので、
この画像の側壁部分は手動により左右に移動し、
プロセニアム部分は吊物機構(電動)により上下に移動することがわかります。

このように変化させることで、
音楽と演劇を両立させるためのプロセニアム・アーチの大きさの問題はクリアできます。

ですが、音楽をお客さまに楽しんでいただくためには、
生の演奏をホール内全体に響かせる工夫が必要です。
そこで、「音響反射板」が登場します。

ということで、「音響反射板」については次回ご紹介いたします。

三田市総合文化センター「郷の音ホール」 : http://sanda-bunka.jp/
※関係者のみなさま、取材協力・画像掲載許可をいただきありがとうございました。

◆◆◆ SSCへの各種ご相談・お問合せは、こちらからお願いいたします ◆◆◆

 お問合せ